自転車ラックと製材エトセトラ
モニターの皆様、大変お待たせしております。 当初の予定よりずいぶん遅れておりますこと、お詫び申し上げます。 ✋刻み大工さんに、ラックの製作依頼をしたと報告させて頂いてましたが、この大工さん本当に本職が大工さんの為、 お寺本堂の新築、庫裏(くり)。一般住宅のリフォーム、新築などの仕事の合間に制作をしていただいてます。 材料の納品などの報告もしていない為、心配されているかと思いますが、必要な部材を製材し、ずいぶん前に納品させて頂いています。 本日より少しずつではありますが、進行状況と製材のお話をさせていただきます。 それでは進行状況の前に 製材とは? 最終の寸法になるまでには木材を何度も切ったりします。切ることを『製材機にかける』といいます。 まず、製材機にかけて最終寸法より15~20ミリくらい大きく荒切りします。そして木を乾燥させるため、サンと呼ばれる木を挟んで通気をよくして乾燥させていきます。 乾燥をしていく段階で木は縮んだり、割れたり歪んだりします。そういう状態を『動く』っていいます。 ある程度乾燥すると、木の動きがすくなくなるので今度は出荷のためにもう一度製材機にかけます。この時は最終寸法より、5~10ミリ大きく切ります。切った表面は、ザラザラ。 製材の仕事は通常ここまで。 この状態で出荷(納品)となります。 これは一般的なノコギリ。刃の大きさに注目してください。 そしてこちらが、製材機のノコギリ。ひとつの刃の大きさの違いがわかると思います。 こちらは製材機にかけている風景です。 製材機のノコギリは輪っか状になっていて、機械で回転させて木を通して切っていきます。 こちらは自転車ラックの為に納品された部材の一部です。 こちらの写真は棚部分に使われる材料です。本物の木が充分に表現出来るようにあえてこの部材を使用。 本来この部材は、枠材(わくざい)といい、木肌の部分は切り落として、家の窓や入り口の枠に使用されます。こんかいは木肌を残して、みじかーくしちゃいますよ。 さてさて、これからすこしずつ、らしくなって行きますのでお待ちくださいね。 商品完成は今月中としております。ブログ報告は遅れておりますので、現在の進行とは異なりますのであらかじめご了解下さい。 いつも心を込めて製品づくり。 皆、いい娘(こ)になってくれますように
ki ttesugoi!!!
大変ご無沙汰のブログです。 久々に皆さんにお伝えしたくて、私がひとり感動したことをご報告です。 本日も、我が、しもで木材は工場でせっせと仕事してます! 小さい工場なので毎日仕事が、変わっていきます。今日は節がある壁板(ピーリング)を作っております! ずーっと以前ですが、節の壁板にこだわりを持って製品作りをしていると、お伝えしましたが。自然のものを自然のままに。 これ!皮のところを虫が食べた跡だと、思います。 虫が食べたことによって、木が傷着いてしまいましたが、ちゃーんと、自分で傷を治して大きく成長していった。という話。 自然ってすごいなぁ〜😆と 思う母ちゃんなのでした。 残念ながらこちらの模様は欠点品となりますが、虫さんの芸術を見て、ニヤニヤしてしまうかあちゃん。マニアック😁 今日も一つ一つの作業を心を込めて。
Meshukashi
実は、以前フェイスブックで突き付けのお話をさせてもらったんですけど、いつもの商品ってなんなの?!って自分でツッコミ入れて遊んでました笑。 というわけで、今日の仕事ぶりです。 今日は節(フシ)のある板の加工をしました。 もちろんピーリング(壁板)です。 板と板をくっつけた時に窪んだところ(隙間)が出来るのが メスカシ加工というんです。 これが普段出荷している板になります。 そして、この節板はV溝かこうになっているので 斜めに傾斜がついています。 絵で描くとこんな感じ 斜めの加工。 直角の加工。 張った時に少しですが印象が変わります。 「節の板」と「幅の広い板」はV溝で加工をしています。 そして板の感じ。 こんな感じで出来上がってきます。 気づかれた方見えると思いますが節が抜けて穴のあいた写真があったと思います。 そうなんです。 これも私達のこだわりなんです。 普通、節板の加工には穴の空きそうな節には「節埋め」作業を行うのですが、あえてその作業を行っていません。 なので穴が空いてしまった時点で欠点の商品になってしまいます。 自然の木なので、自然のままに。 そして、自然のままには乾燥にも。 乾燥機を使うと節が抜けやすくなるのもありますし、桧の香りも薄くなってしまうのであえて自然乾燥にこだわっています。 なので、節板の乾燥させている材料が敷地いっぱいに並べられています。 めちゃめちゃ場所とってますけど田舎なので笑 部屋に貼ってみるとこんな感じになります。 自然のものは2つとして同じものがありません。それがいいと思っています。節の感じもいろいろです。人と一緒でいろんな個性ある節を楽しんで頂ければ幸いです。 長文となりましたが。最後まで読んで頂きありがとうございました。 無事に製品も完成し、仕事も終了。 また、明日は違う仕事です!
Shigoto buri
今日は久しぶりにした、仕事ぶりを、ご紹介します。母ちゃのですけど 私たちは、桁(ケタ)って言うんですけど、それの化粧作業をしました。 こういう所に使われる木材の事です。 一般的な家にはあまり使われなくて、お寺とかに良く使われるそうです。 最近では本当に使われなくなっています。 父ちゃんが「引き直し」した後。 「引き直しとは」 粗切りして、乾燥させると、歪んだり縮んだりします。それを真っ直ぐにするためにもう一度ノコギリを入れる作業のことです。 そして、母ちゃんの今日やった仕事。化粧作業になるんです。 %e4%bb%95%e4%ba%8b%e9%a2%a8%e6%99%af%e3%80%80%e3%82%ab%e3%83%b3%e3%83%8a%e6%8e%9b%e3%81%91 こうやってカンナをかけて見た目を良くする作業をします。 実は母ちゃんはこのカンナかけの仕事好きなんです。 なんか手塩にかけた娘を嫁に出す気分になっちゃって、嬉しくなります。 愛情込めてしています。 どの作業も、そうなんですけどね。 今日の動画をこんな切れっ端の木に携帯を挟んで撮影していたらコロンしちゃいました。 久しぶりの作業に何だか嬉しくて動画撮ってしまいました。 こんなことしてるのは父ちゃんには内緒。 ってブログに載せたらバレちゃうか(^^;; 1つの商品を作るのに 何度も手間暇掛けて、やっと商品になります。 どの子も大切な子供達。 嫁いだ先で大切に扱ってもらえたらいいなと思う母ちゃんでした。 私達、製材所を離れてもまだまだ職人さんによる加工は続くのでますます洗練された子供達になっていく。 私達の仕事は繋ぐことでもあるんですね。 また、来週から他の子たちのお世話しなきゃ。
tuyutaisaku.
梅雨対策のこと以前にも書きましたが、今のこの時期も木には大変な時期なんです! 夏の間たっぷり水を吸った木達が工場へとやってきます。 そして台風やらの秋の長雨のせいで、また、工場の中は湿気が多くなり木材にダメージを与えます。 梅雨の時期は冬から春にかけて伐採された木達なのであまり水分を吸っておらず、比較的気温も低いのでダメージもゆっくりめなんですけど、 今のこの時期はたっぷりと水分を給水した後の木達。しかも気温もかなり高いのでダメージも駆け足でやってきます。 そうなると父ちゃんの気合は半端なく、超高速で仕事をこなし始めるのです!!! 下前してる私も、エライコッチャャャャーって感じになります。 大事な大事な丸太を大切に加工して、べっぴんさんに仕上げていく。 常にそんな事を考えながら仕事をさせてもらっています。 木のある暮らし。 住んでみて本当に良かったと思ってもらえたらいいなぁと思う母ちゃんでした(^_^)
shimode mokuzai
会社名って本当はどれ? 下出木材 しもで木材 桧人 っていろいろ使い分けてるの? 『しもで木材』は、漢字だと読み方がわかりづらそうなので、誰でもちゃんと読んでもらえるように。覚えてもらえるようにって感じなんですよ☺️ 『桧人』(ひのきびと)は、すぐ使ってもらえる商品。 加工済ってことですね。 なのでちょっとした目印として あのマークをつけているんです。 あのマーク笑 あのマーク名前ないんですよね。 先日、だるまマークと読んでいるという話聞きました😁 これもかれこれ5年前に考えたんですよね。 『ここのき ひのき』の字を使って絵を描いてます。 『の』と『き』は2回読みするんですけどね。 ウチの木はひのきですよってさりげなくアピールしてます。 そして、作り手の顔をさりげな〜くアピール。おでこのシワとトレードマークのハンチング帽。 お父さんそっくりでしょ。 その当時、業務についてアドバイスしていただいてた方から これ!ここの商品!て分かる目印をつくる。ってことでした。 目印なんて、そんなことお願いする方も知らないし、お金も掛かる。 けど、自分でデザインすればお金かけなくても出来る。 素人でも偶然いいもの出来たりしないかな?何でもやってみなくちゃ! なあんて毎日、ペンを取り夜な夜な落書きを始めたのでした。 毎日、落書き帳にひたすら書く日々。 いろんなロゴを描いてみました。 その時のブログ。 懐かしいわ。おヒマな方は読んでみてください。5年前にやってたブログです。 とすると偶然にも出来たのでした。 これが原本。これだけ残ってました。 絵は父ちゃん作。 字は母ちゃん作。 素人って怖いですよね。 出来たとき、2人で満足しちゃったりして😅。 そんなこんなで下出木材のロゴと、あのマークが完成したのでした。
tuyu taisaku.
毎日ジメジメ嫌ですね。 製材所は梅雨と秋の長雨時期の仕事は早足で進みます。 というのも、湿気が多いと木が傷みやすくなるんです。 いろいろな工程を手早く済ませて乾燥までさせる努力をしています。 木が生きているって証拠ですね🌲 工場の中ではもっぱら扇風機が大活躍です。 空気を回してあげると木も息をしやすいようですよ。 どれだけ暑くても扇風機は製品優先で回していますよ〜。 「母ちゃんが綺麗にしたるであんたら、涼んで待っとってなぁ」って感じで木に話しかけながら仕事してます💪 梅雨もきっともうすぐ明けますよね。 明けたら夏本番ですね🌻
Seizaisyo
製材所ってどんなとこ? そういえば、製材所って何を作ってるところか知らない人、多いかも?! というのも。 製材所です。って話しててもいざ工場に来てもらうと皆さんビックリされるんですよね〜😅 大きな機械があるので。 木工品を作っている工場だと思われてることが多いみたいです。 そりゃそうですよね。小物類いっぱい写真出してますもんね🤔 本当の製材って実はこんな事してるんですよ🤗 まず、市場で丸太を買ってきます。 正確には競りで買い付けてきます。 土場には、こんな感じで丸太が置かれています。 そして、この丸太を皮を剥いで 父ちゃんが台車に乗って木を切っていきます。 しもで木材Movieをご覧ください いろいろな厚みの板をとっていきます。そして柱なんかもとっていきます。 その取り方は製材所によって違うみたいなんですけど、それは台車に乗る人の感性で決まるんです。売れ筋商品ってあるみたいなんですよね。 そして、それからその切り出された木たちを種類別に分けて、幅を落としたりして、乾燥させていきます。 一段ごとに、サンを入れて木の間に隙間を作ります。カビを防ぐためなんです。 サンを入れて乾燥中の板達。 木は乾燥するときに縮んだり曲がったりします。 時にはひび割れてしまうこともあるので割れないように、ボンドやガムテープなどで保護をします。 乾燥させて動きが落ち着くのを待ちます。 乾燥させた木たち。 その物によっては期間は異なるのですが。 こちらの商品は ピーリング(羽目板)というもので壁に貼っていく商品なんですけど、 こんな感じに製品になっていきます。 こちらをクリック、、またはタップして下さいね動画が見れますよ https://youtu.be/WJ-bhXJG6H8 こうして1つ1つの作業を心を込めて作らせて頂いてます。 長文お読みいただき、ありがとうございました。少しでも製材所解って頂けたら幸いです😊
shiraki.
白木ってどう扱ったらいいかわからない!って思う方見えると思うんです。 わたしもそうでした。 でも、白木は本当に自然な感じに住んでいる私たちを見守ってくれています。 仕事柄 家の白木部分は桧ばかりなんですけど、白木のお手入れ何もしていません。手入れといえば拭き掃除くらい。 床の板、壁の板、柱、引き戸。 我が家はどれもそのままです。 床などはワックスを塗ったほうがと思い。掃除屋さんに相談したら、足裏の油で十分!といわれたのが忘れられません。 住んでもう直ぐ10年になりますが、足油のおかげか床はツヤツヤしています。 日焼けもしていたり、住み始めた頃よりも色合いは変わってきていますが、いい味が出てきています。 拭き掃除をすれば、家中桧の香りか増すので、掃除しながらリラックス出来てついでに部屋も綺麗になる! 一石二鳥!よりお得かも! そして拭けば拭くほどツヤツヤになるんです。木って面白いですよ!
mokuzai tte.
夫婦で仕事をしてるとなぜか話題が木材の話になっていきます。 仕事病なんでしょうか?ふと思ってしまいました。 もちろん子供の話や愛犬の話もするんですけどね。 製材業って嫁に来て初めてで、この地域の特徴的産業だという事も知りませんでした。 言われれば製材所多いかも?! 当たり前の話も、私にはちんぷんかんぷん。 そんな『ちんぷんかんぷん』をご紹介。 木材って、生きてるんですよ。 日本は、春夏秋冬があります。 それに応じて木は家を守ってくれているんだそうです。 今、梅雨真っ盛り。 合板の板や、クッションフロア、タイルなど、梅雨時期は水滴など表面に付き、ベタベタとしてしまいますよね。 でも木材って生きているのでその湿気を吸収してくれるんですよ。 だから、ベタベタ知らず。快適に梅雨を過ごすことが出来るんです。 白木ならではの空間。