森の行方
木質バイオマス発電 聞いた事あるでしょうか? 【木を切り出す際 お金にならない部分を放置するんじゃなく 燃やして燃料として使いましょう】 それが木質バイオマス発電の大義名分 確かにその通り、放置しとくと土砂崩れの時危険ですし、植林にも影響が~_~; でも本当に林地残材で発電してるんでしょうか? うず高く積まれた木の山は本当に使えないの!?(・_・; 木を生業とするものとして、多少の目利きはできるつもりです。 『コレは使えるやろ』 そう思える丸太がいっぱい有ります。 ウチの近所のこの発電所で 年間5万立方もの丸太を消費するそうです。 オイラの工場で挽いてる丸太で約30万本(O_O) 一年間でそんだけの丸太を燃やします>_< そんな量の林地残材が本当にあるの? オイラは無いと思います。 以前ある会議で 「バイオマスが出来るから近所の山持ちさん喜んどるわ」 そんな事を言っておられたのでオイラが 「山が死んじゃいますよ」 って言ったら 「あんたら製材は丸太が無くなるで大変やわな」 ですって~_~; そうじゃ無いって>_< 確かに木はリサイクルのきく資源です。 伐採植林を繰り返せば 山は素晴らしい恵みを与えてくれます。 でも、切りっぱなしや植えずに放置すれば、災害を起こしたり水が汚れたり(~_~;) 日本全国で、このような木質バイオマス発電が、行われようとしています。 お偉い先生の試算では、50年で木を切り倒し、木材として使用する木以外で、まかなえるらしいです。 木は何百年も生きるんです。 50年で成木だなんて誰が決めたんでしょうね?? 地元のいたる所で、原木の山を見かけますが、バイオマス発電が稼働し始めると、だんだん原木の山が小さくなっていってます。 最初にも書いた大義名分 バイオマス発電は必要なのかもしれません。 でも、民間がやってしまうと、やはりお金が絡んできて、発電量を上げ際限なく燃やしてしまうんじゃないかと桧人は心配します。 国からの補助がなければ成り立たない商売を、補助金をあてに金儲けの為だけに、やってるように見えちゃうんです。 山々に囲まれた場所に、木質バイオマス発電から、毎朝のように見える水蒸気の煙を見て、いつも考えさせられる今日この頃です。 バイオマス発電に携わる方が、もしかするとこのブログを見るかもしれません。 そして気分を悪くされるかもしれません。 『いや違うぞ桧人』 って方は教えてくださいねm(__)m オイラはまだまだ勉強不足なんで(~_~;) つらつらと長ったらしく書きましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。 このことに関してはまだまだ書き足らないですがこの辺で(~_~;) 心穏やかに 過ごせますように